メガネの戯言

趣味の話を中心に、ど~~でもイイくだらな~~い戯言を綴った日記です。

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インテル10-11総括 -感想編-

結果として、自滅で終わってしまった我がインテル。

まだコパイタリアが残っているのですが、来期に向け10-11シーズンのインテルの総括。




始めに触れなければいけないのが...

モウリーニョ → ベニテス です。




前半戦はどこの雑誌やニュースを見ても、残念な扱いを受けていました。

そもそも、プレミアで犬猿の仲の様な2名が、まともに引き継ぎ自体を出来るはずが無いんです。

あと、半分持論なんですが「イタリアの水はスペイン人、イングランド人には合わない」です。

選手や監督どちらを取っても、セリエのスタイルは難しいのです。

と、恨み節はここまで。




○モウリーニョからベニテスへ


徹底的守備からの超絶カウンターを使用した モウリーニョ。

ポゼッションを維持し波状攻撃したい ベニテス。

前年度まで、モウリーニョの戦術を体現してきたインテルのクルー達は1年間、相当なストレスと闘ってきたと思います。

そして、ほぼ真逆と言っていいベニテスの戦術をワールドカップ終了後に切り替えるのは一苦労だったと思います。

知っておかなければならないのはモウリーニョがベニテスに「俺よりイイ戦術がお前に出来るのか?」という挑発でした。

勿論この挑発にベニテスは乗ります。

そもそも、何もしないでもセリエの優勝を獲れるスペックのインテルをイジリたおしたのですから、乱れるのも当たり前。

これが1つ目の失敗。




フォーメーションこそ4-3-3、4-2-3-1と同じだが、考え方が大きく違った。

ベニテスはトップでミリートを使いたかったが、ワールドカップ疲れの為か調子が一向に戻らない。

その為、エトーをトップにすることになる。

戦術として、高い位置でボールをキープし波状攻撃をしたい。

まず、テクニカルなコウチーニョとスピードのあるビアビアーニを両サイドに抜擢。

サイドバックにも攻撃参加を積極的にする指示を出してた様に感じられた。

高い位置でポゼッションを維持するの為、もしものカウンターの時には一苦労だったはず。

リスクあっての高い位置でのポゼッションですよね。

配置こそ同じだが、個々の選手のミスマッチが生まれる。


・エトー個人技がWGと連動できない。

・両WGが攻撃的で軽量な為、守備のスキルが著しく低い。

・前シーズンの戦術(守備的)のSBと新シーズンの戦術(攻撃的)のWGとのミスマッチ。

・中央の防壁がカンビアッソ頼み。


CFのエトーは足元にボールを貰いたがるので、サイドからの崩しも無駄になるケースが度々あった。

中央や左サイドで貰い個人で打開。

これだと、ベニテスの流動性は死にます。


WGとSBですが、モウリーニョの戦術の場合は挟み込む守備でサイドを攻略しました。

今回はWGが守備の負担が軽減されたか、同じ戦術をする為のスキルに対応していませんでした。

終始「カイトがほしい」と言っていたので、パワーのあるサイドが欲しかったのでしょう。



守備のケアをカンビアッソ、サネッティ、2枚のCBで微妙ながら守っていました。

特に中央と言うより、サネッティはマイコンのケアや、マイコン交代後のSBの2つ仕事にと急務で大忙し。

この時のサネッティはベニテスのポゼッション戦術に向いていない気が若干しました。

モウリーニョ時代は格下相手にカウンターが出来ず、ポゼッションでプレッシャーを与えていたので出来ないことはなかったと思いますが...

最終的にはカンビアッソ頼みの部分が多くあった気がします。

それと、攻守の切り替え後のトップ下のスナイデルやスタンコビッチは守備に参加はしていた。

が、モウリーニョ時代とは別人と思えるくらい散漫だったのも気になった。




以上のことから、攻撃は出来ても連動性が無く、安定する守備が作れない。

付け加えるなら、ベニテスはセリエのプロベンチアのチームを舐めていたのかもしれない。

これが2つ目の失敗。




3つ目の失敗は結果として言える。

夏の補強をせずに人員の整理だけを行ったこと。

本当に結果論です。

まさか、ミリートが...

まさか、サムエルが...




この3つが前半戦のセリエでの失敗。

また、モラッティの逆鱗に触れたブレーメン戦は私ですら怒りたくなるし、その後の行動が少し子供でした。

少しでも柔軟に受け答えの出来る監督にベニテスがなってれば、選手にも会長にも愛想を付かれる事はなかったでしょう。


最後にベニテスの言い分からすれば「WGの補強が欲しかった」ではないでしょうか?




○ベニテスからレオナルドへ


大きく失敗したベニテスに変わり、まさかの元ミラン指揮官のレオナルドが監督に就任。

この就任こそチームを良くしたのかは解りません。

しかし、ジンクスによれば、「監督を途中交代したチームはスクデットは獲れない」です。

このジンクスは昔から重要視していたので、是が非でもベニテスに残留して欲しかった。

それにあと少し我慢できれば、補強とベニテスの修正で持ち直せると信じていたからです。




補強により、欠落していたパーツが揃いチームが蘇ります。

まず、パッツィーニ。

CFからSTまでこなせるアタッカンテ。

次にラノッキア。

若さと強さを持ったCB。

それとカルジャ。

バランス感覚に優れ、無駄に持ちすぎずパスを散らす事が出来る選手。

最後に長友。

サイドの端から端まで走り切るスタミナと状況判断の良さ。

特にパッツィーニとラノッキアと長友の補強は大正解でした。

この補強ならベニテスにでも違いを作れたと思います。




レオナルド就任により、大きく変化のあったあの方...モウリーニョ。

モウリーニョはレオナルド就任後、「レオは信頼の出来る男」の様に発言し陰から前シーズンのクルーを鼓舞したのです。

わかりませんが、モラッティが後ろから手を回して言ってもらった感じもします。

ですが、これはとても良かったのではと感じます。

沈みかけたムードを取り戻し、「一から始めよう」と切り替えが出来るようになったキッカケが出来ました。




○1月の4試合(全選手補強完了前)


就任早々、レオナルドの快進撃が始まります。

4-3-3のフォーメーションを4-3-1-2にします。

3MFの一番底にモッタを起用。

左右にカンビアッソ、サネッティを配置。




非常に不安定ながら、モッタ、カンビアッソの活躍で4連勝をします。

この3MFの一番底のモッタの活躍こそが彼への信頼になったと思います。

この信頼関係こそ後々の不安の種。




スナイデルの居ないこの時期、モッタを経由し、モッタからのパスの散らしが冴えわたります。

攻撃は申し分なく、ジェノア時代から信頼のあるスペックを披露してくれました。

が、守備については非常に雑。

自分のミスを自分でどうにかしようとしない怠慢DFと、パッと足を出す不用意なファール。

これが顕著に出始めたのが、1月の終わりのウディネーゼ戦辺りから。




○思いどおりやれなかったウディネーゼ戦


思うに、モッタが怪我から復調し試合に出る喜びを感じた4試合。

その中で手応えを感じつつ、「このチームを守るのは大変疲れるぞ」「無理すると怪我するぞ」に変わった様に感じます。

思いどおりやれなかったウディネーゼ戦。

この試合、完全にDFが崩壊しました。

記憶ですが、上手に切り返して点数を決めたスタンコビッチの先制点。

その後のウディネDFのサパタにシュートを決められます。

この時、誰もサパタにプレッシャーをかけずにあっさりと決められます。

その後は手の薄いサイドからカウンターであっさり失点。




現在も同じ戦術ですが、高い位置でのパスを繋ぎポゼッションを高めます。

全体がハーフラインより相手陣地に入るくらい高い位置の為、モッタを初めとしたディフェンシブな選手のパスをカットされた後の背後のスペース、特に両サイドがガラガラになるのです。

カウンターが出来る時でも、モッタは落ち着いてポゼッションを維持します。

これが非常に見ていて苦痛です。

カウンターの時は速攻で裏にパスを出し、落ち着かせる時は丁寧に。

最低限これは直してほしい。





○戦術の不透明


レオナルドの戦術はカウンターを喰らいやすい状況を放置しているわけです。

1試合の平均失点を単純に計算で出して見ると...

レオナルドに代わってからリーグ23試合で28失点(1試合当たり1.22失点)。

ベニテスの時は失点がリーグ15試合で14失点(1試合当たり0.93失点)。

レオナルドが来シーズンこのまま継続しても38試合フルで監督をすると46失点となる。

補強を受けたDFでこの失点の多さ。

長友とラノッキアを獲得しているんですよ!

ちなみに、ベニテスがそのまま補強なしでも35失点。




結果論と想像の範疇ですが、ベニテスのままなら...があったかも。

今となっては不毛な話です。

ただし、ベニテスも15試合で4敗しているのでスクデットは無理でも戦術は今より安定していたと思います。




それと捕捉ですが、レオナルドはミランでの1年間、39失点の10分け8敗。

23試合のほとんどが個人技とミラクルです。

今シーズンの様なゴール出入りの多い試合だと、戦術ではなく気持ちになってしまうと思うんです。




以下の話が「レオナルドの戦術の不透明」な理由です。




『セットプレー』


コーナキックやフリーキックでの得点らしい得点をあまり記憶していません。

直接フリーキックではなく、味のある「狙ったな」という感じのものです。

記憶違いなら前もって謝っておきます。

「スミマセン」

最低限、セットプレーでキーマンとなる選手がいると思うのです。

モッタやラノッキアなんかは良いターゲットだと思うんです。

それを囮にすら使っていない気がします。




記憶に残るセットプレーは審判の笛の後にスタンコビッチが審判に声をかけ、サンプドリアのGKが気を抜いた瞬間にスナイデルがキック。

これぐらいしか無いですね。




『流れでの戦術』


マイコンとエトーの個人技が流れをさえぎっている。

変な話、マイコンがSBである必要がないくらい高い位置でプレーをしている事。

少なからず、モウリーニョ時代のマイコンならば、守備をして前に上がり、必ずDFに戻る。

しかも、1対1における信頼感は抜群。

もしもの保険の為に、サネッティをフォローに配置していた。




レオナルドの場合はマイコンを上らせ高い位置で残り、サネッティをフルにフォローの仕事をさせるので、マイコンの守備の遅れが如実に感じられます。

ポゼッションをキープしてボールを扱う為とはいえ、キープ時はWGの位置まで上がっていてるマイコンが怖かった。

いっそのこと、マイコンをサイドハーフにするなり、左SBのキヴを右にスライドさせ3バックを形成させる様にすべきだったと思う。

そのキヴも高い位置でプレーをしようとしていたのが記憶にありますけども。

変な話、両SBを高い位置で同時に使う戦術だったのかとも思ったりする。

それにしても、カウンター対策していないのは理解は出来ない。



エトーのボールを受ける場所が左サイドの為、左サイド攻撃を塞いでたこと。

左サイドからカットインしてシュートまでが今シーズンの彼のスタイル。

これにより得点しているので、文句の言いようが非常に難しいところです。

シンプルに「中央へクロスを上げればなぁ~」というシーンが多く、長友の上がりもスムーズになる気がします。

ただ、これを指示してプレーさせたのか?

それとも自由にやらせているのか?

この疑問は今でも残っています。

これが指示ならば、中央に下りて受けてもらった方が両サイドの自由が生まれる気がします。

ただ、エトーのエゴイックなプレーは嫌いではないです。

どちらにしても、流れをさえぎっているのは間違いありません。




カンビアッソをCHで攻撃参加させていたこと。

そもそも、カンビアッソは状態により、最後尾より飛び出し得点の獲れる選手。

それを1枚高い位置にし、その代わりにモッタを最後尾に使った。

これって、逆で良くないですか?

モッタは攻撃参加のリズムがイマイチ良くないです。

最後尾で仕事をさせると、最後尾の仕事しか行わず流動性が無くなると思います。

モウリーニョ時代ではカンビアッソが飛び出すと、サネッティやモッタ、スタンコビッチが内側に入りブロッキングを形成して、もしも対策をしていました。

「カンビアッソをより攻撃的に使う為」と、言ってはいますがモッタの方が攻撃センスは高いと思います。




以上をもって、レオナルドの采配を見てみるとバルサのスタイルが目に浮かびました。

もし、バルセロナの様なサッカーを体現しようとしているなら、もっとスキルフルでスピードに富んだ選手を獲得しないと無理です。

現状はローマのゼロトップの最劣化版です。

なによりレオナルドは夢見がちな監督の様ですから、今更その姿勢は治せないと思うのですよ。

ですからレオナルドにはキチンと誰かの下で戦術の勉強をもう一度して貰いたい。

そう思うしだいです。
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